身近な人を不幸にさせないために気をつけたい夜中のトイレの音
夜中に大きな騒音を立てたことで、同じアパートに住む優しい大家さんが救急車で運ばれる原因を作ってしまいました。
この経験から、身近な人を不幸にさせないために夜中のトイレの音には注意が必要だということを学びました。
特に、高齢者との共同生活をする場合には、要注意です。
目次
壁の薄い安アパートで高齢の大家さんと隣り合わせの部屋に住む
学生の頃、私は安いアパートに住んでいました。
部屋数は8戸ほどで、私の部屋は大家さんの部屋と隣合わせでした。
大家さんは、70歳ほどのご夫婦でとても優しくて親切な方々でした。
私は大家さんの部屋でよくお話しをして楽しんでいました。
深夜帰宅で夜中に大きなトイレの音を立ててしまいました
そんなある日、部活の後にいつものように飲み会があり、帰りが夜中の2時ごろになってしまいました。
夜中なのであまり音を立てないようないように静かに動いていたはずでした。
でもアルコールが入っていてとても眠くてぼーっとしていたので、ついうっかり油断していましました。
トイレに入った後に、思いっきり大きな音で水を流して、ドアをバタンと閉めてしまったのです。
安アパートなので夜中の音はかなり響きます。
しまったと思いましたが、もう後の祭りでした。
トイレの後に救急車のけたましい音が
しばらくして、ピーポーピーポーという救急車の音で目が覚めました。
おぼろげながら音は次第に大きくなり、その日は近くの家に救急車が止まったようでした。
でも眠かったので気にせずにそのまま寝ました。
2−3日経ってから、最近、おじいさんの大家さんに会っていないことに気がつきました。
おばあさんに尋ねると、狭心症という病気で入院しているということでした。
3日前の夜に胸が痛くなる発作を起こして救急車で運ばれたそうです。
狭心症の原因は、夜中のトイレの音?
3日前の夜といえば、私が大きな音でトイレを流してドアを閉めた日?
あの救急車の音は、近くに家ではなく、私のアパートで大家さんが運ばれた音だったらしいです。
私が夜中に大きな音を立てたからですかと大家さんに聞きましたが、そんな音は聞かなかったと言われました。
優しいご夫婦は、私を責めることはありませんでした。
それから1週間ほどしておじいさんは無事に退院してアパートに戻ってきました。
少し痩せていましたが、いつもと変わらない優しい笑顔でした。
大家さんが生きててよかったーと心から感謝しました。
高齢者との共同生活での注意点
この記事では、同居している高齢者や身体が弱い方々にとって、夜中の騒音がどのように健康に影響を与えるかについてお話ししました。
夜間に静かな環境が必要な方にとって、騒音はストレスや睡眠障害を引き起こす可能性があります。
また、私たちの一見些細な行動が、実際には他人に取り返しのつかない健康状態に大きな影響を与えることもあります。
他人に迷惑をかけないように騒音には十分に気をつけたものですね。