縁結びの神様に縁切りをお願いしたら起こったこと

人間関係の悪縁を断ちたくて、縁切り神社へ行くはずが

10年ほど前、縁切りのためにある神社を訪れました。悩んでいた人間関係から抜け出すことが目的でした。その神社を選んだ理由は、そこで仕事関係の難しい悪縁を断ち切った人の話を直接聞いたからです。話を聞くとその悪縁は本当にひどいものでした。何度もその人は会社を辞めようとしたそうですが、辞めさせてくれなかったそうです。しかし、ある日、その神社のことをある年長者の方から聞き、半信半疑で縁切りをお願いに行ったそうです。そして、見事に悪縁が切れたと話していました。私は、その時から、何か断ち切りたくなったらその神社へ行こうと心に決めていました。

お参りの日、自分では、これ以上は出せないと思う1万円のお賽銭を用意しました。そして縁切りをお願いしました。

後から分かったのですが、実は、その神社は縁切りではなく、縁結びで有名な神様だったのです。縁切りをお願いした後で、その事実を知りました。その日は、失敗したと感じ、悪縁が切れなかったらどうしよう、そしてもう一生良い縁にも恵まれないかもしれないと心配で眠れませんでした。

【伊豆山神社】縁結びの神様は素晴らしい！！

その神社は、伊豆山神社と言います。伊豆半島の熱海市にあって、最近、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で有名になり、源頼朝と北条政子が伊豆山神社にある「腰掛石」で恋を語りあったとされています。そういう言われがあるので縁結びの神様なのかもしれません。

私がそこで、縁切りの願いを捧げたあと、しばらくすると本当に周りで変化が起こり始めました。あれほど嫌だったその人は、会社の担当から外され、悪縁は、自然に終わりを迎えたのです。そして不思議なことにその後、私には新しい出会いが次々と現れました。

まるで、悪縁を手でサッと払い除けて、代わりに良縁の種をパラっと蒔かれたような感じでした。

伊豆山神社のお守り

結論、縁切り神社は必要なかった

後から思うと、縁切り神社へ行かなくて本当に良かったと思います。なぜなら、そこは、悪縁に苦しむ人々が集まる神社だったから。神社とはいえ、必ずしも良いエネルギーが流れているとは思えないからです。行っていたら、もしかすると、違う悪い縁をもらったかもしれません。

縁切り神社は私には必要なかった。縁切りに行くなら、縁結びの神様に切ってもらうのが正しい気がしました。

あなたには、この話をどう思いますか？やはり、縁切り神社へ行きたいと思いますか？