キャッシュカード詐欺はこうして近づいて来る
キャッシュカード詐欺
地域の方が、共同のゴミ置き場のお掃除をしているので、時々お手伝いをしながら、世間話をします。
最近、私の家の周りで立て続けにキャッシュカード詐欺と還付金詐欺がありました。
被害者は、いずれもご近所のお年寄りたちです。
一人目の方は、85歳の男性、川田さんです。キャッシュカード詐欺でした。



それでは、このままだと川田様のキャッシュカードも悪用されている可能性がございます。
今すぐ、カードを止めて新しく作り直さなければなりません。銀行協会の電話番号をご存知ですか。


おじいさんが、教えてもらった電話番号へ電話すると、銀行協会と名乗る男性が現れ

お手続きを迅速に行うためにあらかじめ、こちらで登録を行いますので、銀行の暗証番号を教えていただけますか。
と、言葉たくみに暗証番号を聞き出したようです。
銀行協会の職員と名乗る受け子登場
銀行協会の職員という人がやってきましたが、その人の身なりが少しみすぼらしく見えたそうです。
そこで、少し疑ったのですが、身分証明書を見せられたので信用してしまったということです。
そして、キャッシュカードをその受け子の男性に渡してしまいました。
2つの銀行口座から合計で200万円騙し取られてしまいました。
普段、川田さんは、おばあさんがボケて物忘れがひどいと言っていたのに、おじいさんの方が騙されるなんて、もうどちらがボケてるのか本当に分からなくなりました。
後日談
結局、犯人は捕まらず、200万円は騙し取られてしまいました。
川田さんは、ショックで人間不信になり、これまで通っていたデイサービスや訪問ヘルパーさんたちを信用できなくなりサービスを解約して引き込もるようになってしまいました。
失意のためか、耳も遠くなり、普段の会話も難しい状態となってしまいまいました。