アトランタからフロリダまでドライブ旅行の高速道路事情
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アトランタからフロリダへレンタカーでドライブ旅行
旅行で友人とアトランタからフロリダに遊びに行くことになりました。
地図ではちょっと遠いかなとは思いましたが、フロリダにはディズニーもNASAもあるし、それに何より退屈だったので誘惑に負けてしまいました。
アトランタのいとこの話では、数時間で簡単に行けるよと言っていました。
しかし、行けども行けども地図上の現在地は変わらず、いや変わっているけど変わっていないように見える。
まさか、ここからあそこまでは途方もない距離なの???その時初めてわたしたちは気がつきました。
途中で何度も休憩をしながら、ルート75を交代でひたすら走りました。
運転してみて分かったアメリカの高速道路事情
今回、利用したルート75とアトランタからフロリダまでの道路情報です。
高速道路は料金はほぼ無料で、出入りは自由です。
入るのは簡単ですが、中に入ると、いきなりすごい世界になります。
日本の感覚で加速して入ると、ほとんどの車は、時速80−100マイルくらいで走っているので、遅すぎてぶつかりそうになります。
時速80−100マイルは、日本で言えば、時速120−160kmくらいです。
私には、人生でこれまで経験したことのないスピードです。
超猛スピードで乗用車や大型トラックがビュンビュン飛ばしている中を走るのですから、最初は生きた心地がしません。
走っている台数もかなり多いので、ぶつからないように速度を上げて走りました。
走ることだけでも、死にそうなくらい怖いのに、アメリカの高速道路にはさらに恐ろしい試練が待っています。
穴ぼこだらけの道路、跳ねられた動物、裂けたタイヤがあちこちに
アメリカの高速道路には、信じられない穴ぼこがたくさんありました。
しかもそれが、かなり深い穴ぼこで、突然ボコッと穴が現れ、ハマると強烈な衝撃でした。
パンクしそうでかなりやばい危険な穴です。
アメリカには、道路公団はないのかな、こんなひどい状態の道路をそのままにしておくなんて。
穴ぼこを避けたいのですが、ほぼ不可能です。
実際にパンクで裂けたタイヤが路肩のあちらこちらに散らかっていました。
目の前の車がバーストしたら、自分の車のタイヤがパンクしたら、無事には帰れないと覚悟しました。
また、少し郊外へ出ると、路肩には跳ねられた動物の死骸がコロンコロンと何匹も転がっているのを見かけました。
スピードと穴ぼこ、転がる動物の死骸に驚かされて、血圧はMAXに上がります。
心臓の弱い方にはアメリカの高速道路はオススメではありません。
フロリダは冬でもかなり温暖な気候、服装に注意
フロリダに近づくと無数の沼や湿地帯が多く、日本ではあまり見かけない風景が続きます。
また、車の中は空調がコントロールされているので、あまり気がつきませんでしたが、南へ走り続けて数時間もすると、かなり暖かくなります。
実際にフロリダとアトランタの気温差は25度くらいありました。
アトランタを出た時は、雪が降っていて寒い日でしたので、ダウンにフリース、ブーツという服装で出かけました。
フロリダに着くと、みな半袖に短パン、タンクトップといった夏の服装でしたのでびっくりしました。
歩きまわると熱中症になりそうなくらい暑いので、たびたび休憩しながら観光しました。
長距離を移動するときは、あらかじめ、到着地の気温を調べておくことが大切だということを学びました。
まさかの居眠り運転、まさかの夢遊病
いとこの家を出てから8時間あまり、長距離ドライブも終盤に近づいてきました。
疲労はピークに達し、眠くて眠くて、気がつくと運転しながら寝てました。
起こしてくれるはずの友人は、助手席ですでに爆睡中。
ディズニーの近くのホテルにたどり着いたのは夜の8時ごろ。
その日は、いとこが予約してくれたホテルに泊まりました。
私はよほど疲れていたのでしょう。
後で友人から聞いた話では、寝る前に私はピザを注文して、食べずに寝て、夜中に突然起きて、ビールを飲み、ピザを食べたそうです。
全く記憶にありません。
驚きの移動距離
日本に帰ってから、ドライブした距離を調べたら、片道でなんと700kmでした。
普通は、飛行機で移動する距離でした😂
人生30年で過去最高のドライブ記録になりました。
私たち生きて帰れてたのは奇跡よねーと喜び合いました。
地獄から生還した気分でした。
もう2度と行かないと思っていましたが、2ヶ月もするとすっかり忘れて、次の旅行は、どこを走ろうかな〜と計画している懲りない私たちでした。