カナディアンロッキーで乗馬体験をする時の注意点

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カナディアンロッキーで乗馬体験は練習なし本当に大丈夫?

草原を馬に乗って駆け抜けてみたいよね。

行動力のある友人のK君は早速計画を練りました。

でも当初予定していたモンゴルのツアーは、キャンセル待ちで、行けそうにありません。

仕方なくカナダディアンロッキーを馬で駆け上るツアーを選びました。

このツアーのために私と他の2人は2ヶ月前から何度も乗馬の練習をしました。

K君は、僕は運動神経いいから大丈夫と言って、2−3回練習しただけで本番へ行くことになりました。

カナディアンロッキー 乗馬体験

天気の悪い日は無理して乗馬はしない

集合場所の牧場で、馬とインストラクターと初対面しました。

ツアーで使われる馬は、日本で乗った馬より体がかなり大きくて、気性も荒そうでした。

時々足を上げたり、声を出したりしていたので、乗るのは難しそうに思いました。

運の悪いことにその日は小雨

しばらく雨が止むのを待って出発しました。

山道は意外と険しく、道も狭くてギリギリ馬が通れる幅でした。

馬も息が荒くハアハアと言いながら登って行きました。

しばらく進んでいるとまた雨が降ってきました。

馬上でカッパを着ない!!たとえインストラクターに促されても

雨でしたが、私たちが着ていたのは防水加工の服だから、カッパはいらないと思っていました。

でも、先頭付近を歩いていたK君は、インストラクターに促されてカッパを着ることに。

ガイドブックに馬上でカッパを着ると危ないからやめるようにとあったので、伝えてあったにもかかわらず。

促されて、K君は手綱をインストラクターのお兄さんに渡して、カッパを着始めてしまいました。

そして、悲劇が。

注意その1 馬上では余計な音は立てないこと

落馬して動けない

カッパを着る時に起こるカサカサと言いう音に馬がびっくりして突然暴れ出してしまいました。

雄叫びをあげて前足を跳ね上げて、まるであの有名なナポレオンの肖像画に書かれている馬のような格好です。

馬上のK君は、しばらく馬の首に捕まっていましたが、程なく落馬。

2mほどの高さからドタッと落ちてしまいました。

痛い痛いと叫んでいました。

完全に骨折したと思いましたが、どこからも血が出ていませんでした。

どこを怪我したのかまったく分かりませんでした。

でもとにかく痛がっていました。

注意その2 血が出ていなくても痛みのある怪我は要注意

血が出てなくても痛みが強ければ救急車を呼ぶ

牧場からバギーに乗って人がやって来ました。

K君はバギーの荷台に紐で括り付けられて、ゆっくりと山を降りて行きました。

後を追って私たちは馬で降りてゆきました。

牧場には、すでに救急車が待っていました。

病院は1時間ほどかかる、手術ができる設備が整っている病院に運んでもらうことになりました。

中規模以上の病院を紹介してもらうこと

救急車の中で、痛み止めの注射を打ちました。

それは麻薬のような強い痛み止めだったのでしょう。

K君はその注射の後、興奮状態になってしゃべりまくりました。

1時間ほど走らせて、大きな街の病院に着きました。

そこの救急室に運ばれて、看護婦さんの診察を受けました。

海外では自分からアピールしないと救急室でも診に来てくれない

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その後、すぐにお医者さんが来てくれると思っていましたが、なかなか来てくれず、看護婦さんが2−3回血圧を測りに来てくれただけでした。

4時間ほど待たされました。

K君は痛み止めが効いているのか、痛がる様子はありませんでした。

待ち時間にネットで転落、怪我で検索すると、骨折以外にもいろいろな怖い病気が出て来たので怖くなりました。

それで何度も看護婦さんにお願いして、やっと先生が見にきてくれました

先生が診察した後にK君はすぐにCT室に運ばれて行きました。

その様子を見て、K君の家族に連絡を取りたかったのですが、日本は真夜中で、K君も連絡しないでと言うので電話しませんでした。

注意その3 外国の病院では積極的に声かけしないと診にきてくれない

CT検査を受けるとまさかの骨盤骨折かなり重症だった

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その後、K君は、骨盤の骨が真っ二つに折れていると聞かされました。

生まれて初めて、見る骨盤の骨、しかもそれが変な形にずれているっぽく見える。

骨盤骨折を調べると出血すると死ぬこともある重大な病気とあり、とても怖くなりました。

笑っているけど、K君は死ぬかもと思うととても可哀想になりました。

その翌日に、手術になりました。

手術後は、翌日からリハビリが始まり、2週間ほど入院して日本に帰国しました。

海外旅行で、私たちのボディガード役だったはずのK君が、まさかの入院騒ぎになりました。

海外旅行保険に入っていなければ手術も受けられず帰国できなかった

後でK君から聞いた話では、手術とリハビリ、帰りの飛行機代、付き添いのナースの手配などで掛かった費用は何と700万円以上だったとこの。

日本を出る時に渡された書類の連絡先に電話すると日本語の案内の方が出て、病院やホテルなどの手配をしてくれました。

ラッキーなKくんは、すべて保険でカバーできたので支払いはなかったそうです。

注意その4 海外でアクティビティに参加するときは、万が一に備えた保険に加入しましょう

実は、その時の海外旅行保険は、成田空港で出発直前に加入したものでした。

空港にカウンターのあるジェイアイ傷害火災保険という会社の保険でした。

聴きなれない会社でしたが、後で調べると、ジェイアイ傷害火災保険株式会社は、国内の旅行業最大手のJTBグループと世界的な規模で保険事業を展開するAIGグループとの合弁会社でしっかりした大手保険会社でした。

あの時、Kくんが入った保険は、このジェイアイ傷害火災保険のおすすめプランでした。

この保険は、当時6000円程度の保険料でしたが、治療・救援費用の保証金額が高く、死なない限りはしっかり治療を受けられるタイプの保険でした

ジェイアイ傷害火災保険株式会社のネット専用の保険は、今は、t@bihoという名前に変わっています。

K君の手厚い保険会社と比べて、カメラを失くしても保証してくれなかった私たちのケチな某大手保険会社は、ほんとがっかりでした。

乗馬のオプショナルツアーのインストラクターさんは、牧場で別れたきり、消えて会うことはありませんでした。

未だによくメールでオプショナルツアーの案内が届きますが、知り合いには絶対にその会社のツアーは勧めていません。

保険会社

 

たとえインストラクターに促されても

危険ですから馬上では決してカッパを着ないでください!!

まさかの時に後悔しないように、海外旅行保険には必ず入りましょう!!

 

*個人情報保護のため、一部アレンジしています。

 

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ゆみこ

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